2010年6月9日水曜日

ついで買い商法

 新聞折り込みチラシを見ていると、けっこう面白い。
 ホームセンターが、お酒を特価の目玉にしている。
 お酒や食品などの日常の買回り品を置いて、来店回数を増やす作戦だ。
 普段飲む、日本酒やワインの紙パック、焼酎のペットボトルなどが特価商品なのだが、酒のディスカウントショップより安かったりする。
 ホームセンターは店舗やバックヤード(商品置き場)が大きく、普段飲む酒だけに限定して大量に仕入れるから、さらに安い値段が出せるのだろう。
 また、ドラッグストアが、菓子や食品、洗剤などを、安売りの目玉にしている。スーパーのチラシで698円のボトル入りガムが598円だ。
 薬や化粧品だけでは来店回数が少ないので、食品や菓子など毎日、買う商品を置いて、来店回数を増やす作戦なのだ。
 スーパーも負けずに、プライベートブランドで様々な食品を売って対抗している。
 先日、試しに買った1本100円の缶ビール(発泡酒)は、サントリーが製造元だった。
 また、スーパーは大きな冷凍設備や冷蔵設備などがあるから、冷凍食品やアイスクリームなどの冷凍ものや、肉、魚、野菜、牛乳、豆腐、納豆などの冷蔵食品の割引が得意な感じだ。
 また、バックヤードで食品加工も出来るから、惣菜や自家製パンなどにも力を入れている。
 新聞折り込みチラシの価格を比較するだけで、スーパーや郊外店では、異業種間同士で熾烈な戦いが繰り広げられているのだと読み取ることが出来る。

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