2010年4月24日土曜日

時間単価10分1000円

 最近、理美容業界も、格安のお店が進出し、大きな価格破壊が起こっていると思っていたのですが、先日、面白い数字を見つけたので、ご紹介します。
 日経MJ新聞2010年4月11日付3面のコラムから、
 「やはり需要拡大が見込めない理美容業界。デフレ対応型企業と目されてきたキュービーネット(東京・中央)も消耗戦を避けて成長軌道を維持している」
 「理美容の業界には『10分1000円の法則』がある。10分あたりの料金設定の目安であり、このラインを下回ればそれだけ価格競争が激しいことになる 」
 「運営する『QBハウス』は割安感を前面に出してはいるが、料金設定はこの法則にのっとっている。」
 「旧来型の理容店がカットやシャンプー、ひげそり、それに軽妙な会話までパッケージで売っていたのを、QBハウスはカットだけを売ることにした。施術時間を短くし、見た目の料金を安くした。無理して経費を絞り込んだわけではない。」
 「デフレ」や「価格破壊」と言う言葉をよく聞きますが、理美容業界は「10分1000円」の目安で価格設定されていたのですね。 「価格が安い」から良いのではなく、一定の利益を得ることができる「適正な価格」が必要だと思います。
 グロービス経営大学院准教授、金森努氏のコラムも参考になりました。良かったら参照してください。

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