2010年4月19日月曜日

不用家電などの引き取り

 最近、近隣で不用な電化製品やパソコン、自転車などを無料で引き取る案内を、よく見かけます。
 それが良いことなのか、悪いことなのか、わからないけれども、お金を払ってゴミを捨てるのなら、無料で引き取ってもらったほうが良いと思うのが人情でしょう?(~_~;)
 たとえば、ディスクトップパソコンを捨てる場合、モニタ画面のリサイクル料金が4200円、パソコンが3150円、さらに引き取り業者によっては、運送料などが必要となり、合計8000円以上かかることもあります。(-_-;)
 それならば、「無料」のほうが断然お得と思ってしまいます。
 しかし、パソコン本体に、右のシールが貼ってある場合は、無料で処分できるので、直接パソコンメーカーに問い合わせてみてください。パソコンを処分する前に、確認をお願いします。(*^_^*)
 いま、中国やインド、南アフリカなどの新興国に持ち込まれる、コンピューターや携帯電話、家電製品などの「電子ゴミ」が問題となっています。希少金属などの回収のため、適切な処理を行わずに、環境汚染を引き起こしていると言うのです。
 「無料」で引き取られる「不用家電」の多くが、それらの国に輸出されるのだと思います。
 国内の引き取り金額より、海外の引き取り金額のほうが高ければ、当然、海外に輸出されますよね。
 いくら「かっこいい」ことを言っても、何千円も払うのと無料、どちらを選ぶかと言われれば、「無料」になってしまいます。
 本当の意味で、自国内でのリサイクルを考えるならば、資源のない国「日本」は、「無料」のリサイクルで、自国でのリサイクルシステムを育成すべきだと思います。
 いまのままでは、「無料回収」の魅力には、勝てないと思います。

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