2010年5月17日月曜日

中国バブルと人民元切り上げ

 きょうは商店街とは、まったく関係ない話。でも、少しはあるかな?(-_-;)
 中国では、不動産投資が過熱し、それに伴い銀行の貸し出しも大幅に拡大し、中国バブルの様相である。2010年5月から開催されている上海万博が、中国経済の活況を示す象徴だと言える。
 金融危機で世界中が苦しんでいる中、中国は急速な経済回復を示し、世界の多くの企業が中国への投資意欲を高めている。
 世界の余剰資金が一時、アメリカに流れ込み、リーマンショック以降、そのバブルが崩壊した。
 その後、中国やインドなどのアジアの新興国へ、その余剰資金が流れ込んでいる。
 中国経済を大きく左右するのが「人民元の切り上げ」である。
 中国政府が、いつどのような政治判断をするかわからないが、「人民元の切り上げ」が近々あると、多くの人が予想している。
 投資対象国の通貨が上がると儲かるため、海外投資家は「買い」だとみているのだ。
 中国側も、海外の旺盛な投資意欲を利用して、資金を調達しようと動きが活発である。
 しかし、「人民元の切り上げ」があると、世界中のリスクマネーがどっと中国に流れ込み、中国バブルを引き起こす可能性が高い。中国バブルが起きると、世界的にもバブルが起こる可能性もある。
 アジアの新興国と密接な関係にある日本経済も、その影響を大きく受ける訳だ。
 「中国バブル」と「人民元切り上げ」、この動きに注目する必要がある。 

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